「不思議」攻略法
保有しているのはA面ピクチャーレーベル、B面全面ピクチャーの初期盤。モノとしての迫力がすごい。
1986年8月11日発売の11thアルバム(明菜21歳)。一聴しただけでは「わけわからない」「歌詞が聴き取れない」「不良品のレコードでは?」ということになるかも、実際当時はそんな声もあったらしい。
攻略法① まずwikiのこのアルバムページを熟読する。
攻略法② このアルバムコンセプトを聴きやすくミックスダウンしたミニアルバム「Wonder」を聴く。Amazon Musicでも聴けます。
上記①②の手順なしでは「訳わからないので聴かないレコード」になってしまいかねない。
明菜20-21歳頃のアルバムで明菜のセルフプロデュースということで、その頃の明菜の中にはこんな音楽コンセプトがあったのだ、と考えるとまさに「不思議」。デビュー以来、古典的アイドル路線があり、そこから脱却をはかって・・・などと想像していたが、当の明菜はすでにぶっ飛んだ音楽領域に入っていたのかも。何だか底の知れない感じがする。
しかし、たぶんそこまで大衆から離れるとこんどは売れない。売れるためには大衆のところまで降りていかなければ・・・そんな想像までしてしまう。