明菜のコンセプト・アルバムとして出色のCRIMSON
1986年12月24日(明菜21歳)リリースの12thアルバム。このCRIMSON以降はCD>>LPの時代になったので、わたしの明菜コレクションもCRIMSONからはCDになる。ジャケットがすばらしいのでLPでも欲しいのだが、そこまでマニアックにならないように自制。
前作「不思議」から明菜自身がプロデュースに深く関わって、ヴォーカルも楽器の一部として「音」でとらえることを目指しているのでいわゆるアイドル路線からは完全に飛翔した明菜。
一方で、ヴォーカルには日本語の意味も乗っかっているのでコンセプトがわからないと前作同様「聞き取りにくい」ということになってしまう。真の明菜ファンであることを問われる・・。それでも前作「不思議」よりは一般人よりに振ることでこのアルバムは成功したのだろう。
小林明子と竹内まりやからそれぞれ5曲提供を受けておりフェミニンなイメージ、いわゆるツッパリソング路線は影を潜めた。竹内まりやからの楽曲「駅」については後に、竹内がセルフカバーしてアルバムに入れた時に夫の山下達郎が明菜を揶揄するようなコメントをライナーノーツに書いて明菜ファンの間ではアンチ・山下達郎的なムーブメントがないではない。→wiki「駅」参照
Wikiの「中森明菜アルバム:CRIMSON」は読んでおきたい。この一連のWikiは明菜のアルバムを網羅的に調べ上げておりファン必読。ありがたい。MusicBrains!すばらしい。