Fontana's 100 CDs&Vinyls

100枚のCDと100枚のレコードで再構成する自分史的なMusic Box。サブスクの時代にあえて現物音源で楽しみたい。

Resonancia:中森明菜

もっとも衝撃的なジャケット!

2002年5月22日にリリース。明菜36歳。ガウスからユニバーサル傘下のキティMMEに移籍して初のスタジオ・アルバム。"Resonancia"はスペイン語で「響き」の意味。

このアルバムのディスクジャケットは明菜のアルバム中もっとも露出度が高く、フルヌードの明菜を大勢の男性の腕が覆っている。見開きで見なければその全貌はわからないのでぜひ購入してほしい。サウンドは、ラテンの特性を持ったR&B。低音基調の明菜節ではなく、少し声帯をしぼった高めの音。こんな歌い方もできる、と言っているような気もする。

Wikiの記載によれば「本作のレコーディングについて中森は、「今回は一曲平均20回ずつくらい歌いました。こういう歌い方があるんじゃない?ああも歌えるんじゃない?ってあれこれ、みんなでやり合って。」「かすれ声が必要と思うなら、体をねじったり、そらせたり、びっくりするほど色んな体勢で歌っているんです。」と発言。録音風景が目に浮かぶようだ。

このアルバムをひっさげてのコンサート風景、デビュー20周年、30代後半の明菜、がんばっている。