はがれた「晩年のスタイル」
オーディオ熱が復活した頃にちょうどリリースされ特典CD付を購入。うーん、これが山下達郎の晩年のスタイルなのか・・・。ややダミーな声の曲が続き、あまり聴いていない。ヤマザキマリのジャケット画+「Softly」というタイトルで、のんびりした老年期を演出したかったのかな・・・。
それに反するように、この後のジャニーズ性被害騒動に自ら巻き込まれてしまい、一気に過去の人になったような気がするが、まあ本人はそれほど気にしていないかも。
結局、Softlyな晩年のスタイルは、ジャニーズに楽曲提供することで形成された富が支えていたということなのだろう。
映画「TAR」でも感じたがアーティストが次第に政治力を持ち人事にも口出しするようになるとろくなことがない。いつまでいい意味の音楽バカでいて欲しかった。